本会の目的
本会は、中間市を流れる堀川・曲川・山田川(遠賀川支流)などの水辺や田んぼにおいて、いつの間にか消えてしまった”ほたる”、また、生息環境が狭められている”メダカ”等について、その再生・保護活動等を進め、自然環境の保全に寄与することを目的とするボランティアグループです。
組織
会員;約110名(会長 福森 明人
活動の範囲;中間市全般
活動の経過・概要
- 本会は2006年1月から活動を開始、隣町「香月・黒川ほたるを守る会」の協力を得てゲンジボタルの親(種)ほたるをいただき、卵からほたるの再生飼育を始めました。
2006年7月、生まれた幼虫は順調に成長、翌年2007年5月、かってほたるが飛んでいた“曲川源流水辺の里”(中間市通り谷1丁目)において見事にふ化・飛翔(ピーク日:約20固体)、5月26日には多数の地域の皆さんが集まり「ほたる観察会」を開催、中間市におけるほたる復活の第一歩を印しました。
- 2008年5月には約90個体(ピーク日)が飛翔、毎年順調に飛揚、2010年は、4年目のほたる飛翔の年になります。今年までは?と卵からふ化・飼育した幼虫の放流を行いましたが、昨年飛翔したほたるから生まれた幼虫も育っていますで、両者が合わさり、本年はこの水辺に、ほたるの定着が期待されるところです。2014年は220個体のほたるが飛揚しました。
- 2015年は5月23日120個体の飛揚が見られ、ほたるの定着が感じ取れます。
- 一方、中間市の河川や池・水路に生息しているメダカの保護活動も進めております。しっかり・ひっそり生き延びているメダカについて、その実態調査を進めるとともに、その環境保護やメダカ遺伝子の乱獲防止(移動禁止)に勤めています。
- 本活動は、中間市の小学校においても理解され、出前メダカ教室やメダカ飼育設備の整備など、小学生と一緒になって自然環境の保護を進めているところです
- さらには、当会の活動の一環として、中間市中央公民館に、メダカやタナゴなど、水辺に棲んでいる魚さん達の水槽を展示中です。世界一小さな水族館として地域の皆さんに親しんでいただいております。
- これからの活動は、会員メンバーは元より、中間市・国土交通省遠賀川河川事務所・黒川ほたるを守る会・地域住民・地域関係企業・学校・北九州市環境関係の皆さん等々、多くの方々に支えていただいております。おかげさまで地域の皆さまのご理解も進み、そして自然環境保全意識も向上しつつあるものと思われます。引き続き、皆様のご支援・ご協力よろしくお願い申し上げます
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