トプページへ

遠賀川水族館

遠賀川は、福岡県嘉麻市の馬見山を源とし、彦山川、犬鳴川などの支流を合わせながら福岡県北部の筑豊地方を北に流れて響灘に注ぐ、長さ61キロメートル、流域面積1,026平方キロメートルの一級河川です。

沢山の支流にはそれぞれ上流域があり、岩と岩が重なり合い、水面に木々が覆い茂り、その間を冷たい水が一気に流れているところもあります。様々な川の姿があります。

魚たちは川の上流から中流域、下流域、そして海に近い淡水と海水がまじりあった河口へ、そして海へと、それぞれ最適なすみかを見つけて生きています。

また、川と海を往復しながら生きている魚や、海で暮らして成魚となって帰ってくる魚たちもいます。それぞれいろいろな役割をもって川の中で、共に助け合いながら、様々な魚が自分たちに合った環境の中で生きています。

今回、紹介する魚たちは流域の小学校や河川愛護団体などが、遠賀川河川事務所の河川環境学習会などで学び、調査した魚を紹介しています。

 遠賀川(小竹北小学校) 山田川(下山田小学校) 犬鳴川(宮若西小学校)
 遠賀川 立岩小学校   飯塚小学校     鯰田小学校

【環境判定】

川の中には様々な生き物が住んでしますが、特に川底にすんでいる生き物を知ることで、
過去から現在までの水質の状況を知ることができます。
上流のきれいな川にすむ魚は、5点(水色)、4点(緑色)、3点(黄色)、2点(橙色)
外来種、国内外来種は1点(赤色)
種類とそれぞれの点数をかけて、平均点を出して評価します。
3点以上 とても豊かな自然が残る環境
2.5以上~2.9 豊かな自然が残る環境
2.0以上~2.4 自然が失われつつある環境
1.9以下   自然がかなり失われた環境
外来種が多く住んでいる川などは点数が低くなります。
 

【共に生きる魚】

二枚貝と共に生きる
二枚貝(ドブ貝やヌマ貝)と共に生きるタナゴやヨシノボリがいます。
ヨシノボリ類は川の上流から下流、沼など移動しながら住んでいる種類があります。
二枚貝の稚魚や卵は魚のえらについて新しい住処を見つけて移動します。
タナゴ類やカワヒガイは、二枚貝に卵を産み付けます。
二枚貝がいなくなるとタナゴ類などが絶滅してしまいます。 
何気ない川ですが、川の中の生き物たちは共にたくましく生きています。
   
タナゴ類 二枚貝 カワヒガイ   ヨシノボリ ギンブナ&ドブ貝 の幼生
       

ナマズ3兄弟 綺麗な水にいます

 ナマズ3点 アカザアカザ②5点    ギギ5点
     

コイの仲間】
遠賀川にたくさんいる魚 ハヤと呼ばれる魚

 オイカワ2点 カワムツ 2点 タカハヤ3点  ハス1点
       

カマツカの仲間

ツチフキ 4点 ゼゼラ 3点   カマツカ 3点
     
    
 ムギツク 4点 モツゴ 2点   イトモロコ3点  カワヒガイ 4点
       

ドジョウの仲間

ドジョウ4点 スジシマドジョウ 5点  4点 ヤマトシマドジョウ&
スジシマドジョウ5点
   

タナゴの仲間

カネヒラ タナゴ     

コイ1点・ゲンゴロウブナ1点・ギンブナ2点

 

スズキの仲間

ドンコ2点  ヨシノボリ類3点   カジカ5点
     


外来種 1点
 オオクチバス ブルーギル  カムルチー
     

その他の魚類

ミナミメダカ3点  うなぎ4点

はっきり判定できない魚、その他

   タモロコ アユ  
     


その他

ヤゴ  スッポン  テナガエビ 
     
            定置網漁  中元寺川の魚 (彦山川の支流)  香春町     金辺川の魚①             魚取り
       

海と川を行き来する魚

アユ  ウナギ
   

上流から下流を行き来する魚

ヨシノボリ類
中元寺川の魚