2023のページへ
遠賀川歴史探訪
1月27日 芦屋町 響みどりの会

 

遠賀川流域住民の会の構成団体である「響みどりの会」が1月27日に「遠賀川歴史探訪」を実施しました。

「芦屋歴史の里」の山田学芸員から「このまちの歴史は船と人が作り上げた」と題してお話を聞きました。

芦屋町を中心とした昔

「崗」と呼ばれていた若松、八幡西区、水巻、岡垣、遠賀などの地質年代から縄文・弥生、奈良・平安を経て現代までの人と地域の産業、政治等とのかかわりの話を聞きました。
次いで、山鹿貝塚に行きました。
ここは発掘された人骨の多さ、装飾品の豊富さなどが特徴だそうで、呪術にたけた指導的地位の女性がいたのではないかとみられているそうです。
狩尾岬の海の中に鳥居が建っている狩尾神社は、本殿は芦屋町内の別の場所に移転されて廃社となっていますが、階段を上ると多くの木々に囲まれた社殿跡が広がっていました。
次に訪れた芦屋釜では、大茶室「盧庵」からの庭園の景色、小茶室「吟風亭」を、最後に抹茶を楽しみました。
最後に訪れたのは、「古事記」に書かれている「岡田宮」があったであろうと古くから里人が社殿を立てて祈ったといわれる神武天皇社跡です。現在は、芦屋の豪商吉永清三郎が1746年に再建したものだそうです。社殿の礎石や狛犬などが残っています。響みどりの会の活動の場の河口堰魚道公園の近くにこのような古い歴史の跡が多くあることが分かった一日でした。