飯塚市立伊岐須小学校の校区を流れる遠賀川の支流、建花寺川は、地域の皆さんに親しまれています。この川の環境を考える市民団体「龍王・山・里・川の会」の皆さんを中心に、福岡県飯塚県土整備事務所、福岡県嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所、九州大学大学院流域システム工学研究室の先生や学生等、皆さんが講師なって環境について学習する水かんきょう教室が6月8日に開催されました。 水かんきょう教室は身近な川について調査するもので、実際の水のきれいさを図ったり、川にどのような生き物が棲んでいるのか、川の風景や自然がどのように残っているのか、地域で環境問題に取り組んでいる団体がいるのか等、各コーナーごとに分かれて講師から話を聞いたり、実際に川の中に入って魚などを捕ったり、川の水質を図り、総合的に判断し、児童が感じたことを記入するものです。 当日は好天に恵まれ、班ごとに分かれた児童が、川に入って生物調査。魚をつかまえたり、ヤゴやカエル、中には大きな牛カエルを網ですくった児童もいました。でも、なかなか魚は捕まりません、講師の先生から、川に覆い茂った草の中に入って、魚を追い出す、追い込み漁を習って、皆でつかまえたりしました。最後に先生が大きなコイを網でつかまえると、児童たちの歓声が、川の中に響き渡りました。 「龍王・山・里・川の会」の坂本会長は、川は私たちにとって大切なもので、今、上流では田んぼで米を作るための準備され、川の水が利用されています。そして、皆さんが毎日飲む水道水にもなっています。川が汚れるときれいな水道水にするために多くの薬品を使います。と話されていました。 今日、取り組んだことで、児童たちは、川は一つの役割だけではなく色んな役割があることを学び、きれいな川にしていくためにどうするか、午後の授業でまとめられるそうです。 |