子どもたちが元気よく、川に親しみ、川を大切に思う心、河童のように元気よく育ってほしいと願って「ダガッパ学校」と名付けられた取り組みは、遠賀川河川事務所(環境課・田川出張所)、田川市、福岡県田川県土整備事務所、福岡県嘉穂・鞍手保健福祉事務所等、河川環境に携わる行政の皆さんと共に、田川ふるさと川づくり交流会が連携して取り組んでいます。
今年度は2014年6月7日、田川市糒高柳堰で開催、天候も良く絶好のイベント日和となりました。
小学生4年生~6年生の児童30名が参加、高柳堰下流で水質検査や水生生物調査、その後、田川市教育委員会の指導でカヌー教室が行なわれました。
主催者である田川川づくり交流会村岡会長は、「カヌーに乗ってどんなに臭いがするのか、川に入って水の冷たさや魚やヤゴなど小さな生物を見つけてほしい。川で遊ぶのは大変楽しいが、子どもたちだけでは行かないで、大人の人と一緒に川に入ってほしい。」と話された。
児童達は来週、田川市伊田から福智町までカヌーで彦山川川下りを行います。そのため、カヌーを上手に漕ぐようしっかり練習していました。
川の調査では高柳堰の下で、透視度計やCODパックテスト(水質簡易テスト)で水の汚れを調べる水質調査。また、川の中に棲む生きている生物を調べることによって、その川の汚れが分かる水生生物調査を行いました。
今回の水質調査は、①添田町野田河川公園 ②現地 ③中元寺川 ④香春町金辺川それぞれの採取した水を調べました。CODパックテストと透視度計で水のきれいさを調べました。
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①添田町野田河川公園 ②現地 ③中元寺川 ④香春町金辺川 |
結果は添田町野田河川公園はきたない水の範囲、現地・中元寺・香春町金辺川は大変きたない水の数値となりました。
水生生物調査では
少しきたない水に棲む生きもの(指数としては2番目のグループ)のコオニヤンマ(トンボのヤゴ)やコガタシマトビゲラが見つかりました。魚ではドジョウ・ドンコ・ゴクラクハゼ・フナ・コイなどの大きな魚も取れました。
講師は今たくさんの魚などがいるが、これ以上汚れると魚たちも棲めなくなります。もっときれいな川になるともっとたくさんのきれいな川に棲む生きものが増えます。みんなで川をきれいにしていきましょう。
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