11月9日(日)、添田町、彦山駅から車で20分ほど、英彦山の隠れ座敷と言われる障子ケ岳の西南麓の渓谷に深倉峡、その中に深倉園地があります。ここで第19回目の「英彦山おとこまつり」が行なわれました。
あいにくの雨で紅葉はお預けとなりましたが、お祭りに参加する人々でにぎわいました。
深倉川は彦山川の支流で遠賀川の源流の一つです。深倉峡一帯には大小の奇石が立ち並び、特に13メートルの巨大な「男魂岩」と「女岩」が向かい合って対になっています。例年では、川を挟んで並んでいる「男魂岩」と「女岩」に大きなしめ縄が張られますが、今年は雨で残念でした。この二つの岩は仲の良い夫婦のように見えることから、お参りすることで縁結びや子宝に恵まれるという説もあるようです。
また、地元の二区深倉観光協会の皆さんは、毎年11月の第2日曜日、慈母観音(安産・育児の神様)を祀る、姥ヶ懐祭りを開催。祭りには、篠栗呑山観音の住職による法要が10時より行われました。
地元の人に聞くと、巨大な岩壁の下が窟になっていて、その中に慈母観音様が祀られている。横にはおわんが置かれ、水滴が落ちてくる。母乳が出ない母親たちがこの水を飲むとお乳が出るようななったという。このことが、人々に言い伝えられ、昔からたくさんの人々がお参りをするようになったという。生命の水の誕生です。
今回は雨で残念でしたが、お天気の時は、素晴らしい紅葉と御神輿をかついだり、たくさんのイベントが準備されていました。残念。来年は11月第2日曜日です。自然が作り出す奇石ときれいな水、紅葉を楽しんでください。
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