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ILOVE遠賀川遠賀川流域リーダーサミット 参加者アンケート報告

 1月26日 第4回 ILOVE遠賀川流域リーダーサミットに参加いただきまして誠にありがとうございました。
またアンケートに快く回答いただきましてありがとうございました。以下ご報告いたします
   
   
 
遠賀川流域リーダーサミットについての感想をご回答いただきましてありがとうございました。まとめさせて報告させていただきます。

・遠賀川から支流に至るまで沢山の人々が活動されていること、川が変わると人々の生活も変化していく。これからも地域の人々が話し合って次世代にきれいな川を残していきたいという意見が多くありました。
・芦屋町のゴミ処理の費用、流域市町村の家庭排水の問題(下水道整備・浄化槽の普及)、荒廃する森林の保護など、それぞれ現実に抱えている市町村の問題を解決することが大切。
・ 2年前に遠賀川流域宣言を行なった後 ‘遠賀川流域リーダーサミット”はどのような形でやっていくのか、と思っていましたが、新たな視点で開催されたことはよかった。サミットをきっかけにして、流域の住民が連携が進み、もっと良い遠賀川ななり、将来泣いている遠賀川ではなく、微笑んで笑顔の遠賀川になりますように。


 余談ですが
私が川と親しむようになったころは、遠賀川河川事務所ではなく、遠賀川工事事務所でした。その頃、川の上流から下流に向かって川を歩く取り組みに参加。その時代の河川工事は治水が第一でしたので、安全を目的とした護岸工事がほとんどでした。土手を歩いたり、河川敷を歩いたり、道を横切ったりと、なかなスムーズには歩けません。

もちろん川に近づくこともできなかったと思います。
でも、よくよく見ると、川に行ける階段はあったのです。工事したころは見えていたのでしょうが、1年すると、大雨で上流から流れてきた土砂に覆われ、草が生え見えなくなっていたのです。川に近づくと砂浜が広がり水鳥の足跡がきれいに見えていました。そしてきれいな水を見ることができました。

私の小さい頃は、川は学習の場(泳ぎの練習場)でした。昔は誰でも経験していることだと思います。その頃は、川で子どもたちが危険にならないようにと、学校や保護者は、川の回りの草刈りをしたり、子どもたちを見守っていた記憶があります。大人も子どもも川に親しんでいました。学校にプールができ、川に行くことがほとんどなくなりました。

川に親しもうと<水辺の楽校>が各地にできるようになりました。遠賀川では金田町が第1号ではないでしょうか。その後、嘉穂水辺の楽校笹尾川水辺の楽校などがあります。水辺の楽校は地元住民や自治体が協力して維持管理をしています。そして、子どもたちの環境学習の場になっています。

今、遠賀川でも災害が発生しています。水害と合わせて上流から土砂が運ばれています。現在、遠賀川河川事務所では遠賀川河川改修工事や遠賀川水系エコロジカルネットワーク再生事業・堤防の補修事業が行なわれています。工事に併せて'地域住民・関係機関・自治体と連携のもと、安心で安全な暮らしの確保とともに、川を必要とするすべての生きもののすみかとなるように整備を進めていく、としています。

<安心・安全> <環境> <歴史・文化・観光> <まち・かわ・ひと>の4つ大きな柱です。

これまでも4つの柱をもとに河川工事がすすめれてきました。

遠賀川河口堰魚道改良事業 
 

中島自然再生事業(中間市) 

黒川ほたる祭り   黒川草刈り作業  香月・黒川ほたるを守る会  ほたる教室   ほたる館

中でも直方市の遠賀川河川敷では人々の憩いの場として活用されています。併設されている遠賀川水辺館は遠賀川地域防災施設の役割を担いながら人々の集う場として活躍しています。

また、飯塚市中之島ILOVE遠賀川    飯塚市の防災センターも整備されてきました。 遠賀川川下り大会
フラワーコンサート  スイセンやヒガンバナの植樹

田川市彦山川の堤防改修,

,残念なことに田川地域では川を軸とした人々の集う拠点はありません。田川には県立大学もあり学生が川に親しむ環境づくりが重要です。河川敷を通って学校へ、河川敷でひと時を過ごすなど、学生にとっても川に親しむ空間は必要ではないでしょうか。また地域住民が集うことによって様々な交流が生まれます。

彦山川では夏の川渡神幸祭、冬のイルミネーションなどが行なわれます。さらに通年楽しめる空間つくりが必要です。そのことで新たな観光スポットができます。夢の実現に向けて!