「ILOVE遠賀川流域リーダーサミット」 は、生命の川である遠賀川の水環境の改善をめざして2008年から2年おきに、国土交通省遠賀川河川事務所・NPO法人遠賀川流域住民の会が共催して開催している。 2012年1月22日に飯塚市で開催された前回のサミットでは、流域22市町村長と福岡県知事、遠賀川河川事務所長のもとで、母なる遠賀川をより美しく誇りの持てる川として次世代に引き継ぐとした遠賀川流域宣言を発表。この宣言をふまえて、遠賀川流域の住民と行政が連携して取り組みが進められている。 北九州市では、遠賀川流域宣言後、遠賀川流域で河川保全活動に取り組んでいる団体を助成する基金(上限10万円)を創設し、基金は活動する団体によって活用されている。 2014年1月26日(日)田川市青少年文化ホールで360人の皆さんと共に、「 遠賀川での人(特に子どもたち)との川の関わり、川を軸としたまちづくりとそのための仕組みづくり」をテーマに、サミットを開催した。 第一部では、流域住民団体の活動紹介として、「香月・黒川ほたるの会」会長岩本 正氏、「田川ふるさと川づくり交流会」会長村岡 洋氏「遠賀川源流の森づくり推進会議」アドバイザー青木 宣人氏、がそれぞれ発表した。 第二部では、コーディネーターに養父 信夫氏(九州のムラの編集長)を迎え、波多野 茂丸芦屋町長、向野 敏昭直方市長、松岡 賛嘉麻市長、伊藤 信勝田川市長、松延 均福岡県県土整備部河川課長、三橋 尚司遠賀川河川事務所長が登壇、人、特に子どもたちと川の関わり・遠賀川流域での川を軸としたまちづくと、そのための仕組みづくりをテーマに意見交換が行なわれた。 コーディネーターを務められた養父氏は遠賀川一帯には素晴らしい財産と取り組みがある。それらを知らせるために民泊型教育旅行を取り入れる。それを受け入れる整備も必要だ、と提案された。 ※遠賀川のそれぞれの支流源流近くには、子どもたちが楽しめる川がある。源流の沢登りも楽しめる、竹林や山の植樹・たんぼもある。中流では日本のエネルギーを支えた産炭地や歴史の学習、下流では芦屋海岸の清掃・北九州市の環境学習など、遠賀川流域の特色を生かすことで観光スポットとなる。 遠賀川流域ではたくさんの素晴らしい活動をしている団体がいる。さらに、団体を支援してきた行政や企業の皆さんがいることを、そして、それぞれが個々に取り組むのではなく、組織的に連携していくことの大切さを今回のサミットで感じ取っていただいたのではないか。 今後、具体的な取り組みは、遠賀川圏域会議でそれぞれの地域にあった形で進められていく。皆さんも少しだけ頑張って、自分にできることを見つけて行動する輪に入ってみませんか・・・ 圏域会議とは、遠賀川流域を4つの地区に分け、活動団体・企業・行政(国・県・市町村)が集まり、遠賀川を軸とした遠賀川流域の観光振興を主なテーマとして各交流会を中心とした活動団体のネットワークづくり、観光資源の発掘など、川を軸としたネットワークづくりを進めて、<流域の町・人が元気になる取り組み>を目指し、平成25年遠賀川河川事務所の呼びかけで発足。 4つの地区は嘉飯圏域会議、田川圏域会議、直鞍圏域会議、遠賀下流圏域会議 今回、遠賀川河川事務所が作成した<遠賀川流域連携魅力MAP>を紹介。遠賀川(芦屋町を軸)とし、枝葉に分かれた支流の恵みを受け、地域の人々が川の特色を生かし、川とともに取り組みをしている様子が分かるマップとなっています。その内容は、流域で活動している団体や活動の紹介、季節の花・水を楽しむ、食・温泉・名産物を楽しむ、歴史をたどる、文化をたどる、スポーツを楽しむなどが紹介され遠賀川まるごとMAPです。遠賀川の素晴らしさがわかるMAPです。遠賀川を散策してみませんか。 まずは遠賀川を知ろう! アトラクションは力強い創作炭坑節をCDR21の皆さんに踊っていただきました。 当日は会場にてアンケートのご協力をお願いいたしました。快くご回答いただき誠にありがとうございました。サミットアンケート回答の結果はこちらから ILOVE遠賀川流域リーダーサミットを終えて。遠賀川河川事務所からの発信です。 |
開会式のあいさつ | |
松岡NPO法人遠賀川流域住民の会理事長 | 伊藤田川市長 |
CDRの皆さん |
香月・黒川ほたるを守る会 岩本 正会長 詳しくはこちらから |
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田川ふるさと川づくり交流会 村岡 洋会長 詳しくはこちらから |
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遠賀川源流の森づくり推進会議 アドバイザー 青木 宣人氏 詳しくはこちらから |
閉会のあいさつは光橋遠賀川 河川事務所長 |
北九州市の水道水が参加者全員に配られました。 |