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福岡県田川市の「風治八幡宮 川渡り神幸祭(かわわたりじんこうさい)」は、福岡県五大祭の一つに数えられる、筑豊地区を代表するまつりです。

このまつりは、昭和45年福岡県無形民俗文化財第1号に指定されており、毎年5月の第3土曜日とその翌日の日曜日に行われます。

まつりの由来は、永禄年間(1558年~1570年)、地域に疫病が流行した際、氏神である風治八幡宮にその終息を祈願し、成就のお礼として奉納されたことに始まるもので、以来今日まで450年近くも続く、歴史と伝統を誇る祭礼です。

5月18日(土)、豊作を願って稲穂をかたどった5色のバレンを飾った山笠は地元から各地を練り歩き、彦山川に集結。3時半過ぎ、風治八幡宮、白鳥神社のご神体をのせた神輿が川に入ると、次ぐ次に11基の山笠も笛や太鼓、そして漕ぎ手のワッショイの声と共に川の中へ、彦山川は漕ぎ手と共に大勢の観衆の歓声が響いた。

11基の山笠が川の中に入ると、全ての山笠がいっせいに山笠を前後に揺らす「かぶり」が行なわれ、川の中で山笠が揺れ、バレンが舞い勇ましさを競い合う様は勇壮であり、祭りの最高潮となる。

見学に来た方は「鉦や太鼓の音に心が弾みます。川渡りが終わると田川に夏がやってきます。」と話された。

5月18日(土)は彦山川を渡って対岸のお旅所に向かう「お下り」。19日(日)は帰路の「お上り」で川を渡って神社へ帰還する。

   
 
 
   
   
 

勇壮で伝統ある「川渡り神幸祭はたくさんの人々の絆で支えられています

今年13回目を迎えた「まつりIN田川実行委員会」は、「産・学・官・民」が一体となって、伝統ある「川渡り神幸祭」を盛り上げようと様々な取り組みを行なっています。神輿を担ぐ人、地元の応援を受け山笠を動かす人、この祭りを見ようと遠くから来た人、たくさんの人が彦山川に集いました。

皆さんに楽しい思い出をたくさん作ってもらおうと、委員会では様々な取り組みを行なっています。中でもゴミのない祭りを目指そうと、伊田小学校の児童によるゴミ箱づくり、会場周辺への設置、またゴミの定期回収等が行われています。このゴミ箱を設置することでゴミが本当に少なくなったといわれています。さらに、祭りの合間を見て、祭りを見に来られたボランティアや企業の皆さんによるゴミ拾いが行われています。ゴミ拾いをされているお母さんは「伊田小学校の子ども達のゴミ箱は本当に良い事ですね。児童の親達も見に来ていますよ。子ども達も、自分たちの作品を見て喜んでいました。ゴミの減少に大いに役立っています。」と話していました。

また、日本の産業の礎を築いた炭坑を忘れないようにと、河川敷では恒例の石炭かがり火が行われま
した。

「まつりIN田川」開会式の様子
 
 
 
 

田川未来塾の様子
新しく着任された国土交通省遠賀川河川事務所光橋所長と未来塾の植木さん。
西澤前所長には大変お世話になりました。ありがとうございました。
 
綿菓子を作っています。大きくできました。 
   
綿菓子も作ってみると大変です。 

 
伊田小学校の児童が作った手づくりのゴミ箱。ゴミが捨てられていました、 
   
   
 
まつり見学の合間を見てゴミを拾っている人がとても多くいました。 
   
   
 
企業の皆さんで参加いただきました。 

石炭かがり火は土曜の会の皆さん
 
 
 
 
 

翌日の5月20日(月)伊田小学校の児童も清掃活動をしていました。
   
   
ふいっとの皆さんはゴミ箱の後かたづけ、ゴミが散乱していました