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遠賀川むしめずる会観察会開催
4月21日 飯塚市目尾 鯰田大橋付近
身近な「むし」に触れてもらう機会を増やしていこうと、昨年「遠賀川むしめづる会」は遠賀川流域の数カ所、季節の変化を感じながら「遠賀川むしめづる観察会」を開催されました。今年度初めての観察会が4月21日(土)、飯塚市目尾、鯰田大橋付近の河川敷で開催、家族連れなど20人が参加して、虫や野花などを見つけながら春のひと時を楽しんでいました。 主催者(岸本氏)は身近な「むし」とそれを取り巻く身近な自然の楽しみを、五感(きいて、さわって、みて、かいで)を使って一緒に満喫してほしい。そして身近な自然への愛着を抱いてもらい、自然との共存を理屈だけではなく、実践として日常生活の中に取り入れてほしい」と話していました。 当日は少し風のきつい中、子どもたちは虫かごや網を持って河川敷一杯駆け回りました。 ベニシジミ(蝶の仲間)やバッタを子どもたちが捕まえるたびに岸本氏は「かわいい顔をしているでしょう」と子ども達に虫の顔の見方や特徴を丁寧に教えていました。よくよく虫の顔をみると・・・。子どもたちにとってはかけがいのない経験になったのではないでしょうか。 参加した子どもたちは「強い風が吹いているのに、草むらに沢山の虫がいることにびっくりしました。」 また、「幼虫から成虫に変化する蝶などがきれいで大好きです」 また、河川敷には白い花や淡いピンクや紫などが咲き乱れています。大根の花です。河川敷に生えている大根はハマ大根と言って西洋大根ですがお花はとてもかわいい花でしたが、味わってみると・・・。変な顔になったかな。なんでも体験できるのが「むしめづる観察会」のよい所です。 今後は毎月第3土曜日に遠賀川流域各地の河川敷で観察会を行う予定にしているそうです。子ども達と一緒に体験しませんか。昔出会った虫や花たちにもう一度会いにいきませんか。 ・ 河川敷の生き物 ・ 植物 ・ 鳥 |
5月1日 飯塚市 中之島 芳雄橋付近
関西や福岡で「むし」をメンイにした自然観察に取り組まれている「蟲愛會」のメンバーは、遠賀川の自然の豊かさ、その魅力、素晴らしさを地域の人々と一緒に見守ろうと、自然観察会「遠賀川むしめづる観察会」を5月1日に飯塚市芳雄橋付近の河川敷で開催されました。 当日は、前日が大雨で、天気予報も雨となっていましたが、雨も降ることはなく、心地よく河原を散策できました。 今回の観察会では気温が低いため、虫に出会うことは少なかったのですが、「遠賀川の黄色い花を見比べよう」をテーマに、周りにある黄色い花探しからスタートしました。虫達にとって草花は大事な餌であったり、住みかです。いろいろな黄色い花がいっぱいでした。 普段なにげなく歩いている河川敷にたくさんの草花に一つひとつ名前があり、教えていただきました。春の七草のうち5つはこの河川敷でもあるとのことです。雨上がりの空を見上げて誇らしげに咲いている小さな草花に心がいやされる本当に心地よいひと時でした。 参加した子どもたちはチョウをつかまえたり、ミツバチをつかまえたりと河川敷を走り回っていました。そじて、得意な顔してチョウを見せていました。岸本氏によるとチョウなどは背中から見るのではなく顔からみると本当にかわいい顔をしているとのこと、本当にいいようのないかわいい顔をしていました。 会では、多彩な「むし」が生きている遠賀川にもっと もっと親しみ、地域、自然を大切にする心を育ててほしいと願って取り組んでいます。今後もこの様な取り組みを遠賀川流域で開催されます。皆さんも参加してはいかがでしょうか。 今回、調査した花の名前などは「蟲愛會」の「遠賀川むしめづる観察会」の報告をご覧ください 第1回 遠賀川むしめづる観察会報告 第1回 遠賀川むしめづる観察会のまとめ |
開会式の様子。中央が会の代表の岸本氏。 |
早速、黄色い花を探します。 |
土手には菜の花や大根の花がいっぱい。てんとうむしを見つけました。チョウもゲット。 |
今日の成果です。 | 観察会のまとめをしました。たくさんの宝物が見つかりました。 |
~遠賀川むしめづる観察会のご案内~ 蟲愛會(むしめづるかい) 主宰 岸本 博和 遠賀川は全長約60km、流域面積約1,000km2を誇る福岡県でも有数の一級河川です。そのため、遠賀川流域は山地から浜辺にいたるまで、実に変化に富んだ環境を擁しています。 ところが、遠賀川に住む多くの人たちには、遠賀川の魅力がまだまだ十分伝わっているとはいえません。身近だからこそ、その素晴らしさに気がついていないともいえるでしょう。 当方は、20年来、関西、福岡で「むし」をメンイにした自然観察をやってまいりました。その経験から、遠賀川の自然の豊かさをもっと地域の人々と一緒に見守ることができないだろうかと思い到りました。 そこで、皆さんがお住まいの遠賀川流域をフィールドに、遠賀川の自然をもっと親しんでもらおうと 自然観察会「遠賀川みしめづる観察会」を4月から観察する準備をしています。 「遠賀川むしめづる観察会」では、昆虫などの「むし」を探しながら、五感を使った植物の観察や草花遊びも行う予定です。「むし」はどこにでもいます。また様々な種類の「むし」がいます。いろいろな「むし」をじっくりと観察することで、その「むし」が住んでいる自然の姿も見えてくるのです。 「遠賀川むしめでる観察会」では、遠賀川で見られるいろんな「むし」の生活に触れて、普段は気がつかなかった、何げない自然の多彩さを一緒に実感したいと考えています。そして、ゆくゆくは参加した皆さんの集めたデーターを整理し、地図上にまとめてパンフレットにすることも検討しています。 「遠賀川むしめづる観察会」に参加して、多彩な「むし」が生きている遠賀川にもっと もっと親しみ、地域、自然をたいせつにする心を育みましょう。 主な対象 遠賀川流域に生活個人、特に小・中学生とその保護者。 小・中学生は必ず保護者と参加してください 参加費 500円(保険料と資料代) 開催日・場所はブログ(むしめづるかい)でご案内 |
私たちは遠賀川からたくさんの恵みを受けながら、そのことが当たり前と感じてきました。 「遠賀川は市民が水辺まで近寄ることができる身近な川でありながら、一方、絶滅危惧種や珍しい植物がたくさんある。こんな面白い川はあまりない」と遠賀川に魅せられた関西や福岡で「むし」をメンイに自然観察会に取り組まれている「むしめづる会」の皆さん。 会の皆さんは、多彩な「むし」が生きている遠賀川にもっと もっと親しみ、遠賀川の魅力と遠賀川に生息する生き物たちのつながりを気づいてもらおうと「遠賀川むしめづる観察会」を開催しています。 5月1日に続いて2回目が6月5日(日)(10時~12時)に開催されました。 会の皆さんは毎回テーマを決めて取り組まれます。今回は「穂波川のカラフルな花、おもしろい形の植物、とチョウを観察しよう」とテーマです。 が、参加した子どもたちは身近にチョウが舞っているので、嬉しくて、嬉しくて、チョウをとるのにもう夢中、河川敷一杯に走り回ってチョウをつかまえます。 つかまえたチョウを会の主宰者である岸本さんが説明。子どもたちは次々につかまえています。「モンシロチョウ」「モンキチョウ」ベニシジミ」「ヒメアカタテハ」を次々にゲット。「赤いチョウのヒメアカタテハはとてもすばしっこく、つかまえるのは大変なのに、良くつかまえたね」と子ども達の行動にびっくりしていました、 また、チョウの足は何本でしよう?と質問に、子どもたちが数えてみると4本しかありません。しかし、良く見ると前の方に小さいかわいらしい足らしきものがありました。顔にはふかふかとぬいぐるみのような感触があり「かわいいでしょう」を連発。かわいいと言われて見るとかわいらしく見える?不思議な岸本さんの関西弁の話術にひきこまれ、虫の苦手な人も虫好きになっていくような! 参加した大人達は、昔見た草花を見て、当時の思い出を懐かしむように話されます。そして、子ども達に笹舟の作り方を教え、一緒に川に浮かべていました。 河川敷を歩きながらいろんな虫や花に出会いで大人の人は子どもの頃の自分を懐かしんでいました。今回、「むしめづる会」の皆さんと本当に楽しい時間を過ごしました。そして、なにより、参加された皆さんは、虫を通して、仲間がいることの楽しさを感じたのではないでしょうか。、 |
第2回遠賀川むしめづる観察会・まとめ(むしめづる会へ)詳しくはこちらから
今回の観察会のメンバーです。 |
昆虫が大好きのようです。真剣なまなざしでお話に聞き入っていました。 |
網の中には一杯何かが、なにかな。 |
アカザの新芽できれいな絵ハガキに染めています。 |
ナデシコ科:(外)ムシトリナデシコ :花の付け根がねばねばします。 このねばねばでむしを捕る,という意味でムシトリナデシコです。ただし,食虫植物ではないそうです。 (岸本さんまとめより):子どもたちは見つめたり。そっと触ってみています。 |
白い花ユリ科:ノビル :花が咲いているもの,むかごがついているもの,いろいろありました。 むかごを持ち帰って植えるといっぱい増えます。(岸本さんまとめより) |
笹舟を作りました。 |
笹を飛ばして昔懐かしい遊びです。 |
みんなで目に付いたゴミをとりました。 |
まとめを行いました。詳しくは岸本さんページへ |