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中間  ほたる鑑賞会

日時 2010年5月22日(土) 19時30分
会場 曲川源流水辺の里
主催 中間ほたる・メダカの会
    会員数130人
2008年西日本新聞5月29日掲載の写真をお借りしました。

あいにくの雨のためホタルは現れるかな?と思っていましたが、8時前になると、水辺の草の葉っぱの陰に輝く光が。ゆっくり点滅する光。雨が小雨になるとホタルも一匹、2匹と飛び始めました。ゆっくりと時間が流れていくようでした。

曲川源流水辺の里は、中間市通り谷、通り谷の電停駅を少し上がったところにあります。
水源が湧き水で14〜15℃cと常に安定した温度を保っているため、他の河川より早くホタルの上陸が見られるといわれています。今年も2月にホタルの幼虫を放流しました。みんなは元気なホタルと出会ってほっとしています。参加いただきました皆さんありがとうございます。また来年お会いしましょう。

開会式
開会式。中央が沖羽会長。今後は子どもたちと一緒にホタルを中間市に広げていきたい、と話されていました。
中間東小学校の児童の皆さんがホタルについて詠われたものです 竹の灯篭。神秘的で、やさしい輝きがありました。
ホタルの棲みか。湧き水のため水温が一定している。  ホタルの幼虫
いよいよホタルが輝く時間が近づきました。

                          
                    第4回「中間ほたる観察会」について


                                                   中間ほたる・メダカの会

「中間ほたる・メダカの会」は中間市を流れる堀川・曲川・山田川(遠賀川支流)などの水辺やたんぼにおいて、いつの間にか消えてしまった”ほたる”、また、生息環境が狭められている”メダカ”などについて、その再生・保護活動等を進め、自然環境の保全に寄与することを目的とするボランティアグループです。

2006年1月から活動を開始、隣町「香月・黒川ほたるを守る会」の協力を得てゲンジボタルの親ほたるをいただき、卵からほたるの再生飼育を始めました。

2006年7月、生まれた幼虫は順調に成長、翌年2007年5月、かってほたるが飛んでいた“曲川源流水辺の里”(中間市通り谷1丁目)において見事にふ化・飛翔(ピーク日:約20固体)、5月26日には多数の地域の皆さんが集まり「ほたる観察会」を開催、中間市におけるほたる復活の第一歩を印しました。

また、翌年2年目の2008年5月には約90個体(ピーク日)が飛翔、昨年2009年には約60個体が飛揚しました。

本2010年は、4年目のほたる飛翔の年になります。今年までは?と卵からふ化・飼育した幼虫の放流を行いましたが、昨年飛翔したほたるから生まれた幼虫も育っていますで、両者が合わさり、本年はこの水辺に、ほたるの定着が期待されるところです。

さらに、昨年からは“曲川連流の水辺の里”以外の、かってほたるが飛んでいた中間市2カ所の水路においてほたるの幼虫のテスト放流を行っています。(蓮花寺3丁目他)この2カ所にも今後広がることを期待しております。

一方、中間市の河川や池・水路に生息しているメダカの保護活動も進めております。しっかり・ひっそり生き延びているメダカについて、その実態調査を進めるとともに、その環境保護やメダカ遺伝子の乱獲防止(移動禁止)に勤めています。

最近、中間市の小学校においてもメダカの保護活動について理解が得られ、当会としても出前メダカ教室や飼育環境整備など、小学生と一緒になって自然環境の保護を進めているところです。

さらには、当会の活動の一環として、中間市中央公民館に、メダカやタナゴなど、水辺に棲んでいる魚さん達の水槽を展示中です。世界一小さな水族館として地域の皆さんに親しんでいただいております。

この活動は、会員メンバーは元より、中間市・国土交通省遠賀川河川事務所・黒川ほたるを守る会・地域住民・地域関係企業・学校・北九州市環境関係組織の皆さん等々、多くの方々に支えていただいております。おかげさまで地域の皆さまのご支援・ご協力よろしくお願い申し上げます。