遠賀川サケ日誌

1.サケのふ化・飼育~放流事業の経緯

遠賀川はサケの遡上の南限の川であり、上流の福岡県嘉麻市大隈に全国で唯一「鮭神社」が あります。昔は芦屋の海から約48kmw遡上して社辺の川までのぼってきていました。 しかし、遠賀川流域には炭鉱が多くあり、石炭を水洗するようになり、黒い川となりました。 通称地元では「ぜんざい」と呼び、川が汚染され、サケが遡上できなくなりました。炭鉱が閉山した 昭和40年代から川がきれいになり、昭和53年に遠賀川の下流でサケの遡上が確認されました。 このことから、昭和54年に鮭神社の氏子である大里 叶 氏が「遠賀川に鮭を呼び戻す会」を 結成され、北海道から受精卵を頂き、毎年手がけてこられました。

平成に入って国土交通省遠賀川河川事務所から川の水を直接取水してふ化・飼育 を行う実験事業を青木 宣人氏に依頼され、 この事業も成功したことから平成15年から私ども NPO法人遠賀川流域住民の会が河川環境の保全と子どもの情操教育の観点から事業を引き継ぎ現在に至っています。  
 2006年、サケの遡上が確認されています。  
11月28日遠賀町吉原川
12月6日、彦山川の支流金辺川の下流、夏吉橋、河口から約32㎞のところで発見されました。 全長約63cm・重量約2kg                         
メスで卵が確認されました。
   
   
 
 
 2.サケのふ化・飼育~放流事業

2008年も12月12日に受精卵5万粒を頂き、青木さんをはじめ、有志の皆さん及び流域の4小学校でふ化・飼育が行われます。 飼育状況を随時掲載したいと思います。 今回は嘉麻市馬見のふ化・飼育場と山田地区の柳田さん宅の飼育場を掲載します。 ふ化時期は積算温度で計算され、12月25日頃になる見込みです。

麻市馬見のふ化・飼育場では1225日頃からふ化が始まり、ふ化した稚魚は暗床(ふ化槽の網の下)に潜り込み、卵黄(さいのう)を栄養源として成長する。1月末頃(積算温度で約700度)にエサを求めて浮上し、飼育槽に流れ落ちる。写真は1229日撮影でかなりふ化が進んでおり、23千粒のうち9割以上がふ化します。
 
 

 鮭の飼育日記  その1     旧馬見のふ化・飼育場

馬見のふ化飼育場は遠賀川の源流がある馬見山のふもとにあります。山水を直接ふ化槽や飼育槽に取り込んでおり、1月の寒い時期では56℃と冷たいため、一般水槽の飼育と比較した場合、成長がかなり遅れます(現在2cm位)。212日にふ化槽から完全浮上し、現在飼育槽で元気に泳いでいます(写真は215日撮影)。214日から動物性プランクトン(ペレット状)の餌を1日に6回、与えています。

この稚魚を37日から遠賀川流域の各団体が子ども達と放流します


 
 
 
 
 
 
 
 
鮭の飼育日記  その2
 
 
 
 
 
 
 
 

嘉穂郡桂川町の伏貫喜久男さんは穂波川上流の内住川で川に直接、飼育槽を設置して約9千粒を飼育されています。今回で23年目を迎えます。
 
 

鮭の飼育日記  その3

 【足白小学校】

3年生から6年生の32人で4つの水槽で管理しています。 ふ化して約3cmに成長しています。
明るいと興奮しますので、刺激を与えないように黒ビニールで周りを覆っています。130日から餌を与えます。
水温が14度以上にならないように、ペットボトルの水を凍らせ、水槽の中に入れて調整しています
 

     
 
 
 
 
        【稲築西小学校 
5年生9人と6年生9人でお世話をしています。 日中は水槽にダンボール箱で覆っています。水温の管理と126日の週から餌を与えたいと思います。
 
 
 
 
 
 
【上山田小学校  
4年生5人で水温管理と13回餌を与えています。
 
 
 
 
 

20
09 3月に遠賀川流域の各地で小・中学生を中心に「4年後にサケが帰ってきてネ」 と願いをこめて放流しました。
3
月7日
   
ひこさんがわ夢の会(赤池中学生)  
   
嘉穂わんぱく探検隊(旧嘉穂町内小学生)  田川ふるさと川づくり交流会(猪位金小学生) 
 
 3月8日 いなつき環境を考える会(旧稲築内小学生)
   
3月9日 伊佐座小学校4年生 
 
なかま三世代ふれあいの会(中間市内の幼稚園児) 
 
 3月10日
嘉麻市立稲築西小学校6年生
   
3月11日 飯塚市立目尾小学校  
 
3月13日
飯塚市立楽市小学校1年生 
   
3月15日 矢矧川を清流の戻す会(小学生) 
 
 3月18日 金辺川を楽しむ会(香春町御殿橋