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第12回 いけいけチャレンジ!遠賀川
国土交通省遠賀川河川事務所

 

国土交通省遠賀川河川事務所が開催している「いけいけチャレンジ!遠賀川」が3月5日、直方市の遠賀川水辺館で行われました。

この取り組みは遠賀川流域の小学校等で1年間、環境・河川・防災学習などで学んだことを発表するものです。今回、直方市の下境小学校、直方南小学校、嘉麻市稲築東小学校、岡垣町吉木小学校、飯塚市飯塚小学校、芦屋町芦屋東小学校、中間市中間東小学校、7校の児童が自分たちで工夫したパネルや壁新聞、パワーポイントを使って発表しました。
児童たちは、色んな事を感じ、不思議に思い、たくさんの人に尋ね、調べ、気づき、学習し、どのようにしたら皆に伝えられるか、と一所懸命発表していました。

   
   
直方市立下境小学校 私たちの川遠賀川
遠賀川の川の主が登場、龍王峡のヤマメや遠賀川に棲む鮎を紹介、またブラックバスは川でとった場合は外来種のため川に戻さないようにしてほしいことなどを発表。
また、四季折々の遠賀川の様子を報告、。
春、遠賀川河川敷きでは昨年18万本のチューリップがさき、中でも珍しいチューリップがある。
夏、花火大会が毎年行われ6000発の花火が見られた。
秋、遠賀川水辺館や遠賀川河口堰で生きもの調査をして、それぞれスケッチで生き物たちを紹介、こんなにたくさんの生きものがいることがうれしかった、と報告。
冬、渡り鳥を紹介。河川敷きでは四季を通して皆さんに楽しまれている遠賀川が大好きであり、大切にしていきたいと発表された。 
 
直方市立直方南小学校; ビオトープを活用したコメ作り
総合的な時間で1年間米作りを学習したことを発表。田起こし、代かき、田植え、看板作り、稲刈り、だっこく、もみすり、しめ縄づくり等等、そして炊飯。それぞれの四季を通して米作りに挑戦。中でもだっこくやもみすりは、立ったり、座ったりと、作業が思った以上に大変で腰がいたくなったほど。しかし、米作りの大変さはあったものの、おコメの味は最高で達成感を感じたという。米作りは大変な作業の中で、色んな人が努力して作ったお米を大切にしていきたいと発表。
 
 
吉木小学校の児童は地元を流れる乳垂川にグループごとに分かれた調べたことを大きな壁新聞6枚を使って発表。水辺の生きものを調べよう班では、オオシマトビゲラ、ゲンジホタル、ヒラタドロムシ、カワセミ、サギ、トビダイサギ、などたくさんの生きものを紹介していました 
飯塚市立飯塚小学校;飯塚大水害を語り継ぐ
 児童たちがまだ生まれていなかった平成15年7月19日に飯塚大水害が起こった。その後も東日本大震災や鬼怒川の堤防決壊など自然災害が各地で起きている。その後、飯塚市でも平成21年、15年を上回る豪雨が襲ったが、被害は減少しているということに児童たちは、どうして減少したかを河川を管理する国土交通省遠賀川河川事務所で学習した。〇川中を掘る(川の水深を深くする)〇調整池を造る。〇橋の架け替えをする。〇排水機場(排水のポンプの設置)などが行われ、災害に強いまちづくりを作ってきた。町では、住民による地域の安全を守る隊が結成、自分たちの命や財産を自分たちで守るため、災害の情報を伝え、お年寄りや子供の安全を守るため、災害に必要なものを前もって備えることが大切と話した。