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「川ひらた」実物大完成 川ひらた進水式

 
9月25日飯塚市の伊藤伝右衛門邸近くの遠賀川河川敷船着場で進水式が行われました。当日は市民や関係者約200人が参加、式典後、早速試乗会がありました。

遠賀川は古代より物流の川として利活用されていました。

平安時代より、この地で生産された米等を奈良東大寺まで送っていた記録があります。このコメの輸送に川ひらたが活躍していました。江戸時代後期には燃える石「石炭」が発見され、この石炭の輸送に明治・大正と大活躍、昭和初期まで遠賀川では川ひらたが活躍していました。

この船は飯塚市の川船製作研究会の会員が、芦屋町資料館に保存されている「川ひらた」の原型{福岡県文化財}を実測し、まったく同じものを復元しました。。材料は遠賀川の源流の杉の木を伐採し、製材・乾燥に約1年、その後約3年かけて完成しました。長さ14メートル、幅2.5メートル、重さ2トンです。