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I LOVE遠賀川流域住民交流会inたがわ

 日時

 2011611日(日)

 会場

福岡県立大学講堂 福岡県田川市 

 主催 

NPO法人遠賀川流域住民の会
田川ふるさと川づくり交流会 


 
 
 
   
   
基調講演
テーマ:「まちづくりと川づくり」
 講師 久永 明氏  福岡県立大学教授

   
   
                         北上川 - 旧松尾鉱山

今回東日本大震災で甚大なる被害を受けた宮城県石巻市から岩手県の中央を流れる北上川は、歴史的背景が遠賀川と似ている。

旧松尾鉱山は、大正の初期から硫黄や硫化鉄の採掘事業が盛んに行われてきたが、昭和30年頃の最盛期後、衰退してきた。

一方、鉱山の採掘と共に、水質の悪化が進み、松川との合流地点では水質の違いが色でわかるほどであった。

昭和56年に新中和処理施設を作り、現在も水質浄化に取り組んでいる

遠賀川の清流を取り戻すために  

福岡県で大切にしていきたい環境のアンケートした結果、身近な小川や池が一番多く41.6%、2位が身近な森や林、3位が地下水や湧き水。5位に筑後川、9位に遠賀川となっていた。筑豊圏内では1位が遠賀川、2位が身近な小川や池、3位が身近な森や林となって、多くの人が身近な川に親しみを感じ大切にしていきたいと願っていることが分かります。

自然環境では、「原生自然」として人間が全く関与しないことにより保全される自然(原生林・自然河川・自然海岸)と、「二次的自然」人間が関与することで保全される自然として、里山・河川・ダム・頭首工・用排水機場(用水路・排水路・水田・ため池・小水路)。

農村環境を守る上で生活環境・生産環境・自然環境のバランスが大切で、ネットワークづくりが大切です。かってはどこでもめだかの学校の歌にあるように、どこでもめだかが見られていましたが、現在ではなかなか見ることが困難になってきています。

メダカやタニシカエルや鳥類は水田を中心に用排水路そして川へと行き来しますが、現代では切断されている様子となっています。様々な原因はありますが、人工的にもこのネットワークを戻そうと取り組みを進めています。

赤村の大内田で河川と田畑を行き来っできるようにと改修を行った。排水路から田畑に行くために小石を敷いたり、板を入れ魚が昇りやすいように工夫をしてきた。川と田畑を人工的にネットワークを作ることによって、生き物たちがより多く水田で生息できるようになった。

近年、福岡県内で下水道整備がされ水質がきれいになっていてはいるが、残念ながら田川市郡は遅れている。香春町はPFI事業によって合併浄化槽の整備で水質が良くなっているが、田川市郡の公共下水道はこれからとなっている。

豊かな水環境を未来に伝えることは、今後とも人が水環境の恵みを受けて生活していくために、水環境と人の生活のバランスをどのように保っていくかを考え、そのために必要なことを実行していくことです。黙ってみているだけではなく、人々の手によって保全することで、未来の子ども達に良い環境を残していくことです。そのためにも川の恩恵を受けている人々がより一層連携した取り組みを進めていくことが大切です。
 
 
演舞
 
 田川創作炭坑節 「CDR21」の皆さんによる迫力ある歌と踊り。
 「
CDR21」皆さんのの紹介はこちらから

活動報告 

  「しじみの里づくり」  
  大任町商工会議所 青年部 山本 愼也氏 

「1個のしじみが、1日コップ1杯の水を浄化する」というしじみの浄化作用に 着目して活動が広がってきたと言われます。毎年10月下旬に開催されるしじみ祭りは地域の人たちが楽しみにしているイベントとなっている。

また、しじみを通して小学生児童の環境学習の支援を行っている。近年しじみの養殖を始め、少しづくしじみが増えている。しじみを通して子どもたちが環境のことや川のこと、飲み水の事を考えてくれることを願っている。

今年、道の駅「おうとう桜街道」がオープン、東日本大震災復興支援のもちつき大会を行い、大勢の人の支援があった。今後もしじみを通してまちおこしを行っていきたい。 
 
   
  「河川環境学習会の取り組み 
 田川市立金川小学校教諭 
 高橋 五郎氏
 
4年生の総合的な学習として取り組まれた「金川の水 調査隊」の報告をしていただきました。金川小学校校区には彦山川・金辺川・御祓川・白髪川が流れている、金辺川(月の輪橋下)を調査、川の水や、どんな生き物がいるか生物調査、水質や生き物との関係など、川について学習しました。さらにわかったことをまとめもっと調べたいと考え川の専門家の皆さんに質問をするなど、みんなで考え行動してきました。そのことを壁新聞にまとめ、発表。児童は自然に触れたり、学習することで、川の大切さや自然のと大切さを学び真剣に考えるようになってきたと報告。
   
   学校で総合学習の時間に川のことを学習した田川市立金川小学校4年生の児童は、川についてもっと学習したいと思い、夏休みに家族で遠賀川のことを調べ、その報告をしていただきました。

遠賀川の支流彦山川から河口の芦屋町までの7カ所を、川幅や水や流れの様子、川の様子などを調査されました。

上流の汐井川ではサンショウウオを発見。とても水のきれいな川。下流に行くほど水が汚くなって川の水の流れも遅くなっていた。中流では川底がきたなくなってきている。ゴミも多く、川の水の流れていない所がある。上流や中流では珍しい生物がいるので、水をきれいに保ちたいと話されました。
   
  「龍王・山・里・川の会」の事務局長の井手克行氏より「建花川の河川浄化の取り組み」を報告。地元の中学校と連携して取り組みを進められ、近年、建花川もきれいになって来たと報告。 
   

 多くの人々が甚大な被害を受けた東日本大震災。「何かできることはないか」一人ひとりの想いは同じです私たちにできること。私たちの想いを届けていただこうとボランティア活動をされている人々を応援したいという思いでカンパ活動を行いました。また、当日アクリルたわしを販売、合計11,181円を贈りました。
カンパいただきました皆さんありがとうございました