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遠賀川 飯塚市防災センター及び周辺河川での学習会
7月31日 遠賀川流域住民の


防災センター

飯塚市防災センターは、飯塚市芳雄町(嘉麻川橋近く)にある遠賀川飯塚地区防災ステーションにあります。

遠賀川飯塚地区防災ステーションは洪水時等の円滑かつ、効果的な水防活動や災害時の復旧活動の拠点となります。

平常時には学習の場として市民に広く利用されています。

災害時の機能として
  ・洪水時の現地対策本部
  ・水防団の待機所
  ・水防倉庫
  ・水防ヘリボート
  ・一般住民の避難場所
  ・災害対策車両基地
  ・割栗石・砕石・捨石備蓄
  ・異形コンクリートブロック備蓄
  ・植樹帯
  ・土のう製造用等の土砂備蓄  
平常時には学習の場として利用できます。
  ・シアターコーナー
  ・振動体験コーナー
  ・防災用具展示コーナー
  ・パネルコーナー
  ・防災クイズコーナー
  ・ライブラリーコーナー
  ・ディスプレイコーナー  
   
                              
防災センター内学習
  ・地震体験コーナー
   阪神淡路大震災の体験。関東大震災の体験・震度3〜7まで体験できます。
  ・映像での学習コーナー
   飯塚市の大水害や阪神淡路大地震の映像
   川の動植物の学習映像・遠賀川の川物語
   水環境の学習・・日本の水をきれいに
  ・防災クイズ
  ・人工呼吸やAED体験学習(消防署の専門指導員が指導します。
  ・消火器体験学習
  ・水害や地震パネル展示
河川を利用した学習
  ・魚や水生生物の調査学習
  ・水質調査
  ・ボート遊び・川遊び
  ・野鳥観察や学習
  ・野外活動の指導
遠賀川の歴史学習など
※学習については組み合わせて行えます。随時相談を受け付けています。
防災セbbター 0948-21-6102
 

学習会

日時   7月31日(土)
場所   飯塚市防災センター及び周辺河川
参加者  新飯塚子ども会の16人の子どもと保護者等

新飯塚子ども会の児童は防災センターや河川敷で自然体験学習会を行いました。

まず、防災センターで、飯塚市役所の職員さんから、防災センターの施設や役割などをお話していただきました。

センター内にある「震度体験コーナー」では震度3から徐々に振動が激しくなり、震度7までの体験に、びっくりした表情で「怖かった」と胸をなでおろしていました。

魚や水生生物調査では講師に国土交通省遠賀川河川事務所の皆さんに指導していただきながら川に入って魚や石の見つけて、石の裏にいる水生生物をつかまえていました。

つかまえた生物がどんな生き物かを調べることによって、その川のきれいさ度がおおよそ分かります。川の生き物達は、種類によっては、きれいな所でしか棲めない生物や、汚れた水の所でしか生きていけない生き物たちがいます。水の中に棲んでいる生物を調査することで、川の水の状況を知ることができます。

小さい魚ではめだかがたくさんいました。スジエビやコガタシマトビゲラが多くいたことから、少しきたない川の水となりました。(4段階区分による評価)

また、中上流で見かける魚「ギギ」をつかまえました。珍しいことで、大雨で上流から流れて来たのではないかと指導員が話されていました。「ギギ」はナマズ目ギギ科で絶滅危惧種となっています。

調査を終え、救命ボートで川下りです。ボートに乗って揺られながらの川下りに子ども達の声が響きます。

センターにかえって水質の調査を行いました。最も手軽に身近な川の水質を調査できる簡易パックテスト(COD)を行いました。ちょっと難しいようでしたが、科学者になった気分で真剣にパックの色が変わる様子を見ていました。標準色は4〜8までの数値が出ました。