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遠賀川にサケの稚魚を放流
3月5日 金辺川を楽しむ会

鮭の稚魚を川へ

昨年、遠賀川に3匹の鮭が帰ってきました。12月13日に嘉麻市大隈の鮭神社に奉納されました。同日に、同市馬見に住む青木宣人さんは鮭の卵(新潟県村上市産)を、ふ化・飼育場へもちかえって、早速ふ化槽に卵を入れ、3月のはじめまで育てられました。青木さんは遠賀川を巣立つ鮭たちの育ての親です。

今年も遠賀川流域の幼稚園や小・中学校、地域の皆さんの手によって、たくさんの鮭の稚魚が巣立って行きました。

身近な川に鮭の稚魚を放流することで「4年後に大きくなった鮭が戻って来られるように、きれいな川にしょう」という子どもたちや地域の皆さんの環境学習及び環境美化意識の向上を目的に実施されています。

1. 3月5日(金)金辺川を楽しむ会の皆さん    香春町清瀬親水公園
    香春町の小学校 
     採銅所小学校3年生:香春小学校4年生:勾金小学校4年生:中津原小学校4年生(合計94人)
         たくさんの地域の皆さんも参加していただきました。
    当日は鮭の稚魚放流と共に金辺川に棲む魚の学習をしました。
    金辺川はまだ水がきれいで、下流では見られない魚がいます。
    水質の検査(COD)ではきれいな水でした。
 開会式の様子  鮭の稚魚の稚魚の育ての親 青木さん
開会式では金辺川を楽しみ会の吉武会長より、「遠賀川ゴミマップ2006」が紹介されました。川の河川敷にたくさんのゴミが捨てられていること、そしてたくさんの税金でゴミをかたずけていること、みなさんはゴミを捨てないでください。と話されました。
嘉麻市に住む青木さんのもとで稚魚は育てられています。12月25日に卵から一斉にふ化して、元気に稚魚になりました。「皆さんが放流した稚魚は4年後、再びこの川に戻ってきます。大きくなった鮭が戻って来られるように川を大事にしてください。」と話されました。
                                          
「小さな稚魚ですが大切な命です。そっと放流してください。
名まえをつけて、必ず帰ってきてねと声がけしてください」と、教えていただきながら、放流しました。

地域の人も参加して一緒に放流しました。
 
小さな稚魚は放流されると元気よく泳いでいました。
これから、稚魚は、金辺川を下り、彦山川から、遠賀川へ、そして日本海を出て、アラスカ沖、ベーリング海などで成長します。
 
 びっくり、魚の見本も見せていただきました。金辺川の川の水もきれいになったといわれます。

金辺川の広い範囲で見られる、オイカワ・カマツカ・カワムツ・ギンブナ・ヨシノボリ。上流では珍しい、シマドジョウ・タカハヤ・オヤニラミ・イシドジョウ・ムギツクがいます。

外国から来た魚も川や池にいます。オオクチバス・カムルチー・ブルーギル。
   
 お魚博士の渕上信好さんから教えていただきました。